憎しみとは耐え難いほどの重い荷物。
白人至上主義グループのリーダーである兄が3年振りに出所する。
そんな中、弟は校長に呼び出され兄をテーマに『アメリカン・ヒストリー X』という作文を書けと言われる。
実に真っ直ぐな作品でした。
とても繊細な内容を大胆に。
モノクロのシーンとカラーのシーンで見えてくることが違って、目をつむりたくなる事実もどんどん出てくる。
人の温かさと併せてこだわりとしがらみのくだらなさを一気に味わえるずっしり感。
怒りや憎しみは人生を短くする。胸に刻むべき言葉の多い作品でした。