アメリカン・ヒストリーXのRYOのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカにおける、人種差別問題を取り上げた映画。

白人至上主義の兄が殺人を犯し、刑務所の中での黒人との出会いから、考え方を見直し、会心する過程が丁寧に描かれていた。

何故そのような思想に至ったのか、蓋を開けてみたら、父親も差別主義者だったという話。
仕事中の事件で父を亡くし、その思想を追って兄は育ち、罪を犯した兄の不在の中、兄の背中を追って弟は育っていったんだろうな。

ラストはそっちが死ぬのかというオチだったけど、それ故に希望を持ち始めた最後のメッセージの重さが伝わってきた。