エドワード・ノートン
あのスレンダーな体型を筋肉質なガッチリ
体型へと変化させ、30ポンド(約13キロ)
も体重を増やし臨んだ作品でもある。
そこまでして臨んだ作品から何を読み取る
ことができるんだろう‥楽しみだった。
アメリカの闇部分の社会派ドラマとしては
かなり衝撃的な描き方だった。
家族におきた事件をきっかけに変わってしまっ
た主人公、それはまるで洗脳されているかのよ
うに人種差別主義者へと成り果てた。
それを側で見ていたのはまだ学生の弟だった。
主人公デレクはただ家族を守りたいがために、
間違った鎧をまとったのかもしれない、が‥
この映画は「憎しみ」の無意味さも教えてくれ
ている、人種差別の無意味さでもあると思う。
「憎しみは君を幸せにしたか‥?」
この台詞はとても好きだ。
結局、憎しみから生まれるものなんて何ひとつ
無い。誰かを憎んだところで前には進まない、
進めない。
観て良かったです。
最後まで期待を裏切らない。
ラストがなんともいえない切ないラストなんで
すが、なんか複雑な感想です。
あのラストだから重みを増した作品でもあると
思えました。