からあげ

アメリカン・ヒストリーXのからあげのレビュー・感想・評価

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)
4.2
エドワード・ノートン
あのスレンダーな体型を筋肉質なガッチリ
体型へと変化させ、30ポンド(約13キロ)
も体重を増やし臨んだ作品でもある。
そこまでして臨んだ作品から何を読み取る
ことができるんだろう‥楽しみだった。

アメリカの闇部分の社会派ドラマとしては
かなり衝撃的な描き方だった。

家族におきた事件をきっかけに変わってしまっ
た主人公、それはまるで洗脳されているかのよ
うに人種差別主義者へと成り果てた。
それを側で見ていたのはまだ学生の弟だった。
主人公デレクはただ家族を守りたいがために、
間違った鎧をまとったのかもしれない、が‥


この映画は「憎しみ」の無意味さも教えてくれ
ている、人種差別の無意味さでもあると思う。

「憎しみは君を幸せにしたか‥?」

この台詞はとても好きだ。

結局、憎しみから生まれるものなんて何ひとつ
無い。誰かを憎んだところで前には進まない、
進めない。



観て良かったです。
最後まで期待を裏切らない。
ラストがなんともいえない切ないラストなんで
すが、なんか複雑な感想です。
あのラストだから重みを増した作品でもあると
思えました。
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