一度観たら忘れられない作品
大学の講義で重要シーンを観て、衝撃のあまりその足でDVDを借りに行った思い出。
エドワード・ノートン演じる兄デレクは筋肉質な身体に坊主、左胸にはナチスの紋章のタトゥー入りという典型的なKKK。エドワード・ファーロング演じる弟ダニーは兄譲りの坊主頭に覇気のない表情を浮かべる高校生。
デレクの過去とダニーの現在が交差していくとき、事態は思わぬ方向に進みます。
傾倒した主張を声高にすることは、周囲の人間に悪影響を及ぼしかねない。血で血を洗う争いは解決の一途を辿るどころか広がる一方である。本編を通して嫌という程見せつけられました。
思想の自由は人間に与えられた特権ですが、その特権も使い道によっては幸福になり不幸にもなる。
色々なことを考えさせられる映画です。
