わんぱく王子の大蛇(おろち)退治の作品情報・感想・評価

「わんぱく王子の大蛇(おろち)退治」に投稿された感想・評価

も

もの感想・評価

3.3
『Long Way North』を見る前に見ておきたかった作品
スサノオ王子の暴君っぷりが最高でした。
主人公の設定が癇癪持ちの子供なので最初からガキ大将的描かれ方をされていましたが、氷の扉を歩き通るだけで壊すシーンは威風堂々とし過ぎていて笑ってしまいました。タイトルの『わんぱく王子』ってのは控えめ過ぎる表現かと思います。もっとこう、破天荒とか、破壊神とか、ジェノサイドとか、そんな言葉の方が似合う。
作品のテンポというか、そういったところから海外アニメっぽさを感じました。影響は絶対受けてるけど、色濃い気がします。特にウサギのお供のコミカルさが海外アニメっぽさを加速させていました。
思ったのですが、水や火の表現上手すぎませんか?
手書きの威力・魅力が存分に発揮されていて感動してしまいました。滑らか。躍動的。すごい。
人物に関してはどのキャラクターも立っていて観やすかったです。子供でも覚えやすい、親切設計。
物語としては場所ごとに違うエピソードがあるのでオムニバス色が強いかなと。集中力が切れやすい子供達への配慮か、見せ場と休憩時間が交互に挟まれている印象がありました。
印象に残ったエピソードとしては最後のヤマタノオロチ戦ですね。デフォルメされて可愛くなってる空飛ぶ馬とは対照的に、ヤマタノオロチがただただおどろおどろしくて残っています。あと、ウサギと火の国のお供のコミカルさを間に的確に挟むのでアクションで中だるみしないところも好印象。
ヤマタノオロチの登場の仕方に既視感を覚えると思ったら最近観た『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でのキングギドラ登場シーンがリンクして見えていたみたいです。首をひとつずつもたげる所とか、全体が現れてからの引きの画だとか、マイケル・ドハティはこの作品を意識したのかと疑ってしまうほど。
日本映画でのキングギドラの魅せ方が今作を取り入れて、そのDNAが海外版でも受け継がれたのかもしれません。キングギドラ初登場の『三大怪獣 地球最大の決戦』が1964年の作品で、今作『わんぱく王子の大蛇退治』が1963年の作品なので割とあり得る話なのかも。
あとまだ触れていないところで言えば、キャラクターデザインが可愛らしい点。全体的に丸っこくって好き。でも氷の国に住人や火の神は角ばってたりして、カートゥーンネットワークで流れてるアニメに馴染みそう。
面白かったです。また観たい。
素晴らしい作画
伊福部昭の音楽も壮大で美しい
日本のアニメの歴史を辿る一作として一見の価値あり
YES300D

YES300Dの感想・評価

-
2019年 30本目
アクションシーンが凄まじい。寝たが。
にしや

にしやの感想・評価

3.5
日本神話の再構成の仕方が絶妙。
イザナミと櫛名田と月読のキャラクターデザインがよかった。

日本アニメ初の作画監督制度が用いられた作品だけあってハイレベルな作劇だった。昔の東映アニメはスタッフロールにレジェンドアニメーター目白押しでテンションあがるわ。かつての東映は東洋のディズニーを目指していた…という、その情熱に胸熱になった。

三貴子の中だと影が薄くなりがちな月読兄さんにちゃんと尺がわりあてられててよかった。性格もなんやかんや優しいのがよいね。
スサノヲのお供についていくウサギは、因幡の白兎から引用なのかな?あっちは大国主のエピソードだけども…。

音楽は伊福部昭。ところどころゴジラが登場しそうなサントラがあってクスッとしたw

見ながら「ゼルダの伝説 風のタクト」を思い出した。(スタッフが東映アニメファンで絵柄はかなり影響うけたらしい)
東映アニメで学ぶ日本神話、1963年製作。実写の『日本誕生』よりよっぽど見やすい。大人の観賞に耐えうる芸術と娯楽のバランス。伊福部昭の音楽が全体的に素晴らしい、特に対決場面の特撮感は上がる。お供にウサギを連れてるのはディズニーアニメの影響なのか。天岩戸での神々の舞いはやはりミュージカル調。中盤以降に出るクシナダ姫のヒロインなのに取って付けた感。空を翔る天馬の作画だけなぜかやっつけで笑う。ヤマタノオロチ退治は地鎮の儀式。
三畳

三畳の感想・評価

3.3
日本神話めっちゃおもしろい。誰が考えたんだろう。
天岩戸伝説の出し物をやるシーンのキラキラした絵が大好き。
この手のアニメの海で戦うシーンの水の表現が好きで見てる節がある。手書きなのに波や飛沫の躍動感はんぱない。

人間以外のキャラのデザインが、どことなく北欧っぽくておしゃれ。
でも相方のウサギはハッピーツリーフレンズに似てる。


※追記!
北欧っぽいって書いちゃったけど、逆にトム・ムーア監督(ソングオブザシー)がこの作品を参考にしてたらしいです。
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2016081900002.html
tunatuna69

tunatuna69の感想・評価

3.3
幼少期からの再見。
日本書記等 神話のアニメーション
異国情緒あふるる日本神話、って感じ
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