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パプリカのEDDIEのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
3.6
夢と現実に境界線は存在するのか。夢が現実世界に与える影響を如実に表現した画期的なアニメーション。それよりも時田さん食べすぎでしょ。

Netflix配信が4月30日までという表示が出ていたので、この機会に初鑑賞。
いやはや、なかなかムズイですね、これ。

クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』が酷似したシーンがあるとのこととノーラン監督自身が『パプリカ』には影響を受けていないという発言があったとかどうとかでパクリ疑惑が生まれたといいます。
今敏監督もすい臓がんの闘病中にブログにて作品名は伏せつつも『パクリカ』と揶揄したというから大変憤慨していたのでしょう。

確かに設定はもちろん、演出面も似ているところはあったわけですが、本レビューではパクリカかパクリカじゃないかって話は置いておきます。

それ以上に、今敏監督がご自身のアイデアでここまでの世界観を作り出したことに感銘を受けました。いやはや人間の想像力というのは青天井。凄いです。
まぁ個人的には作風が取っ付きづらさもあり絶賛しづらい雰囲気の映画だったんですが、この作品が多くの人々に評価されているのは明らかですから傑作といってよいのは間違いないでしょうね。

映像面も突出している印象で、場面場面は結構脳裏に焼き付くぐらい。オモチャや家電製品なんかが行脚するシーンは恐ろしさも相まって、かなり記憶に張り付くインパクト。

それよりも研究者の時田はかなりの大柄ですけど、天才ってのはそれだけエネルギーを消費するってことですかね。ファミレスでの大食漢ぶりには圧倒されました。

※2021年自宅鑑賞67本目
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