せびたん

パプリカのせびたんのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
4.5
このパレード、ヤバいやろ?という映画。

あらすじはこんな感じでした。
天才科学者•時田が開発した〈他人の夢に入り込む技術〉が盗まれて、他人におかしな夢を見せて発狂させたり、意識に入り込んで自殺させたりする事件が発生。犯人は誰?目的は?夢世界探偵パプリカである敦子(主人公)と時田の恋の行方は?

夢と現実の境界がなくなると同時に自分と他者との境界もなくなってましたね。

冒頭のピエロが小さな車から出てくるシーンがクライマックスと対応してるというオシャレな仕様。ていうかこれをオシャレって感じる私はもう古い映画ファンだってことなのかもだけど。今村昌平「ええじゃないか」とか石井聰亙「RUN」へのオマージュなんかも感じました。

音楽は、あのP-modelの平沢進。誰やそれって感じかもですが私の中では有名な方です。懐かしかったです。この方の『美術館で会った人だろ?』『フルヘッヘッヘ』『論理空軍』『Beacon』てなあたりの曲が印象に残ってまして、懐かしさのあまり聴き返してみたら『論理空軍』と『Beacon』以外はかなり痛かった…。でも好き。昔の曲だし目をつぶる。

言葉の繋がりが一見めちゃめちゃで印象に残る歌詞、好きなんだよなあ。本作のエンディング曲も変な曲だったけど好きでしたわ。いつの時代のどこの国の曲なのかよく分からん旋律が本作にとても合ってると思いました。淡々と情景を言葉にしてるようで、実は主観内の描写をしてるっぽくて、言葉では表現しきれない何かしらはっきりしたイメージがあるっぽかったです。言葉と言葉を不思議な質感が出るようにモンタージュさせて(弁証法的に衝突させて)なんかめっちゃ気持ちの悪いのに清々しくもある変な曲。