茸のうち

パプリカの茸のうちのネタバレレビュー・内容・結末

パプリカ(2006年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見なきゃって思ってたけどネトフリに期限来てたので流石に見ました。

これが16年前の映画だなんて信じられない。作画もエグいし何より内容も現代的。現実って何?っていうのがテーマだと思うけど、web3.0だメタバースだって言ってる2022年現在のほうがよりリアルな問題に感じられる。

攻殻しかりマトリックスしかり、虚構世界として、電脳空間と夢はかなり似てる側面はあるので今回のも舞台こそは違うものの今に当てはめられると思う。技術の進化で現実と虚構の差はどんどん小さくなってきてるけど、より大きな問題も孕んでいるよね。


でも結局現実と夢の境目を最後まで見せないのが『パプリカ』。個人的にはもう少し直線的な話のほうが好みだったので、ラストスパートはとんでも展開はあんま盛り上がれませんでした。『インセプション』や『ブラックスワン』が影響を受けていたっていうのはこういうことかぁって納得できた。
何より世界中が今敏を絶賛してた理由が詰まってたので他の作品も見てみたくなった。
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