ラストのスローモーション以外、【映画】として特筆すべき演出はこれといってありませんが、物足りなさも否めませんが【物語】としてはそれなりに引き込まれる内容です(ヤクザ・任侠ものがお好きな方は特に)。
当時日本全土に激震が走ったあのロッキード事件の内幕を描いた作品です(児玉邸に突っ込んだセスナをバンに変えたりといったマイナーチェンジは施されてはいますが)。
力を無くした最晩年とはいえモデルとなった児玉誉士夫さんが御存命の時期に公開されたというのは凄い。
ここには書けませんが、個人的に児玉さんとは少々ゆかりがあるので、このmark数が信じられません。
そして未だに、伝記的な作品が作られないのも不思議でなりません。
今ならこのリアル・ジャパニーズ・ゴッドファーザーの生涯を見事に描いてくれそうな日本人監督がゴロゴロいるのに…
成功すれば、米アカデミー賞作品賞も夢じゃない作品に仕上がるはず☆彡
