Boss2054

シノーラのBoss2054のレビュー・感想・評価

シノーラ(1972年製作の映画)
5.0
コレは面白かっです❣️
遠い昔に観ている筈なんですが、殆ど記憶がない。
多分、昔は面白いと思わなかったんだろうな…。

やはり若い頃は、速度、テンポの良さとか画面の派手さ、派手な銃撃戦とか大爆破とか、目に見える面白さに興味が行く。
今で云うト、マイケル・ベイの作品の様な、
でも歳を重ねて目に見えない面白さ、
敵味方を含めたキャラクター同士の心理戦とかが見えて来るとまたがらりと印象が変わる。
コレは、そんな作品。

クリント・イーストウッド演じる、ジョー・キッドと云うキャラクターは、置かれた状況が変化するのに合わせてどんどんとその考えと行動が変化して行く。
それらがまさにスリリング❣️
ジョーの中には、彼なりの普遍な正義があるのだろうが、
周囲の行動に対応するために思考と行動はどんどん変化する。
つまり先の展開が読めない。
コレがコノ作品の面白さの秘密だろうな。

クライマックスはまるでドリフターズのコントの様⁉︎
びっくりした‼︎
笑った‼︎

監督が荒野の七人や大脱走のジョン・スタージェスなので、演出が腰が座っている。
カメラの芝居や編集でごまかそうとしない。
殆どフィックス。
堂々としている。

一応敵がジョン・サクソンなのだが、
ホントは、ロバート・デュバル、
音楽は、ラロ・シフリン、
と来れば、もう、燃えよ!ドラゴン!
ブルース・リーが出ていてもちっともおかしくない❣️ あ、幻想を見てしまった…。

大人の西部劇かも知れない…。
Boss2054

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