まつき

ハンニバルのまつきのレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
3.7
人肉食を好むなどの異常な性癖を持つレクター博士が、彼に復讐をはかる者、懸賞金目当てで追跡する者を、返り討ちにしつつ、逃げ回る。10年前に関わりを持った女性FBI捜査官クラリスにも追われるが、彼は逆にコンタクトを図ろうとし、その歪な関係が描かれる。

この作品の大きな特徴である、グロシーン。上映時間の割には少ない回数だが、それぞれにインパクトがある。最後のお食事シーンは強烈ながらも、「あ、確かにワインに合いそう。美味しそう」と思ってしまった。笑

また、追われつつも返り討ちにするレクター博士が、超能力的に人の動きを読み、さながらヒーローのように華麗に躍動する。若干のスタイリッシュさかっこよさがあり、面白く、不気味だ。この辺りチートすぎはしないかと思ったが、元精神科医という設定からの読心術だと思って納得した。(本作中に、レクター博士が何の博士か説明するシーンありましたっけか…寝ていて見逃したかも…)

レクターとクラリスの関係については、どうも不完全燃焼であった。この辺りは、前作「羊たちの沈黙」と製作陣が全く違うことや、原作からの大きな変更、キャスティングの問題など、いろいろな事情をはらんでいるようだ。とはいえ、この二人の関係の行方を気にして楽しんでいた時間は長かったし、面白い構図だった。

誰か「何か食べたい。」
レクター「私もだ。(ニヤリ)」

怖くもあり、なぜかかっこいい。