前作は何年経っても、ふとしたときにフラッシュバックのように蘇ってくるインパクトと独特の雰囲気、レクター博士の内なる怖さがよく表現されている作品でしたが、今作はなんだかそれが全体的に薄まっちゃった印象でした。
グロいシーンもいくつか出てきますが、どれもどこかで見たようなものが多く、特段怖さも気持ち悪さも感じず…
首吊りを過去と模倣するのも、なんだかこじつけというか安易な感じがして、全体を通してレクター博士の美意識もこんなもんだったのかあ…とちょっと残念な気持ちになりました。
あれが豚に食べられるところは、なんとなく小気味よかったです!