Gatt

ハンニバルのGattのレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
3.8
Netflixにて再見

当時映画館に行って、強烈だった後半は覚えていたけれど、前半の記憶があまりなかった。
今回の再見でも少し戸惑った。体調は悪くないと思うけど、字幕が速い気がした。

「羊たちの沈黙」に比べると描写こそ残酷だけれど、心理展開があまりないのが残念なところ。クラリスの話ではなくて、レクターのヒーロー化作品。

仇役ゲイリー・オールドマンだったんだとびっくりしつつ、気持ち悪いだけかなと。
でも、とにかく伝説の最後の展開は一見の価値はある。ひょぇぇっとなるのが確実で、あのシーンは歴史に残るでしょう。
あれだけでこの映画全てだもの。

リドリー・スコットは芸術家ぶる感じの映画を頑張って作ろうとしているけれど、だいたい上手くいってない。「グラディエーター」ぐらいの真っ直ぐなものの方が面白い。この作品も、上手くいってないと思う。オペラシーンとか安い。
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