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ロッキー4/炎の友情のとぽとぽのレビュー・感想・評価

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)
3.5
時は1985年MTVの時代にロッキー・ミュージカル開演?!今見直すと何かキラキラの"アメリカ"って感じ。スタローンのちょっとヤリ過ぎ美学もここまで来たか過剰に曲とマッチ、そんな総集編的演出コテコテ高カロリーMVエンタメ♪Living in America~。作られた時代と無縁じゃない、クドくまるで砂糖も沢山混ぜたデコレーションケーキのようだ(ミュージシャンで言えばロックバンドがEDMとかピコピコダンスミュージックで新譜出すような)。偉大なる前三作のシーンや要素をふんだんに盛り込んでいるけど、それが却って本四作目が決定的に何か"違う"事を感じさせるかも(誕プレのロボットに象徴されるように)。ストーリーラインも平凡というか王道というかそれを証明するようにアポロの死の描かれ方が案外あっさりで、その分サントラに力入ってる?そして相手ボクサーというより敵にはデカすぎ"シベリア特急""そびえ立つ死神"イワン・ドラゴ=ドルフ・ラングレン登場!冷戦雪解けムードの中で時代も進む。そして最終決戦はクリスマスのモスクワでのデスマッチへ。若干ロシア人の反米感情買いそうで、日本人から見るとどうしても隣国が頭をよぎりそう。ドニー先生の『イップマン』シリーズの中国万歳な内容も本作から倣ったのかな?前作3からアメリカ国旗も身に纏って本作の最後には平和大使ばりの活躍で敵対する二強国家に橋渡しをする、そしてエンドロールの曲Heart's On Fireが乗れる。映画『クリード 炎の宿敵』も楽しみ、邦題がロッキーフォーマットな本作に倣っていて素晴らしい。色々書いてもロッキーの生き様スタンスこそ今日まで最前線で活躍し続けるスタローン自身の映画人としての人生キャリアを表しているようで感慨深いものがある。

P.S.確かにロッキーHUGO BOSS着てました。あとあとスタローンとポール・マッカートニーは目元似てる?
「若返ることはできない、自分を変えるんだ」「引退して時間が経っても、戦士としての自分は変えられない」「生き返った気分だ」「いいかタオルは投げるな」「死は止められない」「無償だ、金の問題ではない」"He's a professional fighter, not killer."「沈黙しない大衆だよ」←欅坂46サイレントマジョリティーの元ネタ?(笑)
「俺はファイターだ、それは変えられない」
「やつは鉄で出来ている」
「モスクワもロッキーに声援!」って誰が?ロシア人しか見に来てないのじゃないの?どれだけいい試合してもそうなるかね、もし社会主義とかに限界感じていても愛国心もあるだろうし満場一致で拍手とロッキーコールは当時のロシア国内で期待できない気がする。
"For me!"「強い者が勝つストリートファイト」
「同じように憎しみを抱いた」試合が進むにつれ変化が→「今ここで二人の男が殺し合った、しかし2000万人が殺し合うよりマシだ」Anybody can change!本作の出来以上に響くメッセージ
TOMATOMETER38 AUDIENCE79
Critics Consensus: Rocky IV inflates the action to absurd heights, but it ultimately rings hollow thanks to a story that hits the same basic beats as the first three entries in the franchise
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