ゴン

ロッキー4/炎の友情のゴンのレビュー・感想・評価

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)
4.5
ついに登場、人間核弾頭ドルフラングレン。
少し時代を反映したストーリーになっており、冷戦で対立していたソ連からアマチュアチャンピオンのイワンがアメリカでプロデビュー。
現チャンプとの対戦を望むがファイターとしての現状に不満があるアポロは代わりにこれを引き受ける。
最新のスポーツ科学に基づいたトレーニングを行うイワンをソ連側は最高傑作と称しており、無表情なことからもまさに殺人マシーン。
実は似た展開であるイップマン2を先に見ていたせいでアポロVSイワン戦の結果を知っていたのだが、それでも衝撃は大きかった。
やはり時として男のプライドは譲れないのだろう。
そして亡き親友アポロのためにリベンジを誓うロッキー。
これまではどちらかというと自分のために戦うことが多かったが今回は明らかにライバルであり親友でもあるアポロのため立ち上がる。
これがまた熱いんだ。
ソ連側に対戦地をモスクワに指定されたのでポーリーと現地入りしさっそくトレーニングを始める。
最新マシンを使ってトレーニングするイワンとは対照的に雪原、雪山で原始的な鍛え方をするロッキー。
これ絶対ボクシングするのに意味ないだろって言いたいメニューも多々あったが昔から謎トレをやりがちなので今更である。
試合ではイワンの殺人パンチを幾度となく受けるが鬼耐久力で粘るロッキー笑笑
強さの一番の秘訣は打たれ強さだとしても非現実的すぎる感は否めない。
なぜかノーガードだし。
そしてファイナルラウンドでKOしリベンジを果たす。
もちろん亡くなったアポロが帰ってくるわけではないがそれでもスッキリした。
ロッキーシリーズは試合やトレーニング以上に濃厚な人間関係がキモなんだと改めて再確認した。

クリード2ではこのイワンとその息子が登場し、因縁すぎる対戦を行うと考えただけで今からワクワクが止まらない。
ゴン

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