ハリィしろかわ

ロッキー4/炎の友情のハリィしろかわのレビュー・感想・評価

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)
3.5
【 シネマメモ帖 「ロッキー4 炎の友情」】

今週末公開の「クリード2」鑑賞前の復習として、久々に「ロッキー4」を鑑賞。

「クリード2」はアポロとドラゴの息子同士の対決が描かれるので、当然「ロッキー4」も観ておかなくてはと思い、一気に鑑賞。

結論。本作は、ロッキーが出てくるミュージックビデオだと割り切って観るのがベター。
「ロッキー」は一作目しか認めない!という方には、あまりオススメしません…

とにかく、良くも悪くも「わかりやすい」内容。
観終わった後には何も残らない潔さがスタローン流(笑)
監督・脚本も兼ねたスタローンの「わかりやすい」演出に、永遠の中二である私は大興奮。

特に大自然の中でビルドアップするロッキーと
ソ連(当時)の最新鋭のハイテク技術をもとに鍛えるドラゴとの非常に分かりやすい対比演出を観ると、中二からさらにさかのぼり、小学生に戻ったかのようなハイテンションになります。

また、ラストのロッキーのセリフ。
「俺も変わった。あんたも変わった。
ならば国も変われるはずさー!」
と、米ソ平和外交までやってのけるスタローン。
そのせいかどうかは知りませんが、後にソ連は崩壊…
まさか「雪解け」が「雪崩」なるとは、スタローンも想定していなかったでしょうね…

しかし、本作に登場したスタローン、ドルフ・ラングレン、ブリジット・ニールセンのこの後のキャリア低迷期を知っているだけに、作品を観ていて、時々切なくなりました…
人生いろいろ、山あり谷ありだよね。

そこらへんの人生酸いも甘いも噛み分けた彼ら彼女らが、「クリード2」でどんな素敵な演技を見せてくれるか、ちょっとだけ期待しております!

あと、本作に出てきた、デカいPepperくんみたいなロッキー亭のお手伝いロボ。
これ、実際に自閉症児向けのロボットとして存在していたらしいです。
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