てづか

女必殺拳のてづかのレビュー・感想・評価

女必殺拳(1974年製作の映画)
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初っ端、志穂美悦子さんのキャー!という叫び声とともに映し出される目だけのどアップと、殺伐としたフォントで入れられる「女必殺拳」の文字が最高だった。

志穂美さんのアクションは動きが早くてキレがあるなあという印象。当たってる感はあんまりないけど、ずーっと戦いっぱなしで動きっぱなしだったから体力もすごいなあと普通に感動してしまった。
ヌンチャクもちゃんと使いこなしてて凄い。

なんか全体的にカンフー映画みたいな感じ。
麻薬組織に捉えられた兄貴を助けるために戦うっていう分かりやすいストーリー。
導入もまどろっこしいことなく少しの会話による説明だけで済ませてくれてて良かった。

血はもう少し勢いよく出してくれても良かったかな〜という気持ちはある。量が物足りない感じがした。描写自体はなかなかえげつなくて好きだったな〜!志穂美さんが敵を倒す度に悲しそうな瞳で見つめるのなんかシュールで良かった。

いろんな武器もった敵が沢山出てくるだけでそれはそれは楽しいんだけど、一人一人にちゃんとテロップみたいな紹介がバーンと出されるのがまた面白い。
私のお気に入りは吹き矢男と三國無双の張郃の武器の短い版みたいなの持ってる人。

普通に面白かったと思うんだけど、なんだかあんまり刺さってはないなぁという不思議な気持ち。

つまらなくはないんだけど…やっぱり、こういう映画でわたしが欲しくなっちゃうのはジャッキーとかユン・ピョウとかサモ・ハンなのかなあ。
てづか

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