見ない事には何も言えないので見ましたが時間の無駄でした。
『アイアム ア ヒーロー』が世界３大ファンタスティック映画祭制覇という快挙と共に佐藤信介監督の名前は俄然注目を集める事になったのですが過去の作品を見ると見事にある種の隔たった傾向が見て取れると言いますか、所謂「テレビ局映画」だらけで。
『ブレイブストーリー』に続きフジテレビ・亀山千広が｢日本のピクサーを作る！｣
と意気込んで作ったホッタラケの島ですがジブリ作品をピクサーの3dcg で作るとこんな感じ…にはならないですね。
亀山千広は｢宮崎駿の様な１人の天才に頼らない面白いアニメを定期的に作れるピクサーの様なシステムを作る｣と言う野望の元に上記２作を多額の制作費と宣伝費を掛けて作りましたが結果は惨憺たるもので日本の3DCGアニメの未来はこの１作で無くなったと言っても過言ではありません。
先日『ピクサー展』に行ったのですが、ジョン・ラセター監督の言葉があってそれは｢鉛筆がコンピュータに変わっても感動する作品を作るのはあくまでも我々人間｣と言うもの。
フジテレビ亀山の大いなる勘違いはピクサーもジブリと同じくジョン・ラセターと言う１人の天才が立ち上げたスタジオで、面白いアニメを自動的に定期的に作るシステム何てものはこの世にあるわけない、フジテレビ亀山の作家軽視の姿勢、金を掛けて後はスタジオに丸投げと広告代理店の宣伝さえあればヒット作が生まれるとの思い上がり。
そのせいでボンズは潰れかけ日本の3DCGアニメの未来は潰されたわけですが。
そもそも｢面白いアニメを自動的に作るシステム｣何て物を完成させたらそれこそディズニー以上の天才だと思いますが。
3DCGアニメには人間のキャラクターって合ってないのではないでしょうか。
ピクサーアニメの殆どは動物擬人化ですし。
Mｒ.インクレディブルとかあるには有りますが。
佐藤信介監督は『アイアム ア ヒーロー』で一躍世界から注目される存在になったのですからフジテレビ亀山の様な旧態然としたシステム、テレビ局映画・ジャニーズ・広告代理店などに別れを告げてこれからもっともっと面白い映画を作って欲しいです。
