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ハーヴェイのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ハーヴェイ(1950年製作の映画)
3.9
ピュリッツァー賞を受賞したブロードウェイ舞台劇をヘンリー・コスター監督が 映画化した心暖まるコメディ。
原題:Harvey (1950)

米国中西部の小さな町グレンドーラ。
名門ダウド家の主人エルウッド(ジェームズ・スチュアート)は、ハーヴェイという巨大な(190センチもある)白ウサギを大の親友であると思い込んでいる。
他の人には見えないハーヴェイを会う人ごとに紹介したがるので、彼と同居しているお姉さん(ジョセフィン・ハル)やお姉さんの娘(ヴィクトリア・ホーン)は困惑。
娘の婿探しのパーティもぶち壊しになってしまい、やむなくお姉さんは彼を精神病院に入れることにする…。

~他の登場人物~
・精神病院「チャムリー療養所」の若い医師(チャールズ・ドレイク)
・病院の看護婦(ペギー・ダウ)
・院長(セシル・ケラウェイ)
・粗暴な看護士(ジェシー・ホワイト)
・姉の顧問弁護士(ウィリアム・リン)
・タクシー運転手(ウォーレス・フォード)
・見えないハーヴェイ("プーカ"):古代ケルト神話に伝わる動物の形をした妖精。親切だがイタズラ好き。飲んべえやイカレポンチを好む…

「母がいつも言ってた。この世で通用するのは賢い人(smart)か好かれる人(pleasant)だ。賢くあるより好かれる方がいいって」

病院の若い医師が姉の方を患者と間違えたことからてんやわんやの騒動が始まる。
最後はタクシー運転士が大事な役を演じ、騒動は一段落。
ジェームス・スチュアートが、酒場で若い医師と看護婦(ペギー・ドウ)にダンスをさせた後、外に出て二人に語るシーンにしみじみとした味わいがある。
ジェームス・スチュアートがとても良い感じで演じているので、ほのぼのとしたあったかい作品に仕上がっている。
この作品はぜひ"子どものメガネ"で見て下さいね。
美人でスタイルもよいペギー・ダウ外共演者の演技にも注目。
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