えくすぷ

ファイヤーフォックスのえくすぷのレビュー・感想・評価

ファイヤーフォックス(1982年製作の映画)
3.7
前半と後半の切り替え。
物語を大きく分けると
前半部はスパイ
後半部は飛行機の操縦をやってる。

不慣れなスパイとしての不安感をじわじわと。
さすが操縦士、ファイヤーフォックスに乗り瞬時に覚醒。
前半部のハラハラ感をも瞬時に消し去るかのような、頼もしさが溢れ出る。

後半部のスリリングな操縦技は満点。
ロシア語で操縦というふしぎな設定も、
冷戦期に開発が進んだ「謎のマシーン」というイメージで面白い。
特撮や合成がイマイチとの声も多いのも頷ける所ではあるが、
そういう粗も引っ括めつつ、楽しめる絵になっていると関心した。
特にスピード感はよく出ていたのでは。
音速機だからこその速度感(の演出)

ファイヤーフォックス奪取からの爽快感は見事ながら、
物語はやや単調で展開に乏しい。
もう一捻り欲しかった所。