ハンポコナヨツナ

ファイヤーフォックスのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

ファイヤーフォックス(1982年製作の映画)
3.5
クリント・イーストウッド監督、主演。

冷戦下のアメリカが、ソ連の開発した通称ファイヤーフォックスと呼ばれる新型戦闘機をソ連まで行ってかっぱらってくるという破天荒なストーリー。
序盤〜終盤までの静かで息の詰まるようなスリリングな展開がとても良く、アメリカから入国したイーストウッド演ずるガントを新型戦闘機へと繋いでいく人々の描写が光ります。
特に終盤の格納庫…協力者のバラノヴィッチ夫妻が撃たれてしまい、連れ添った妻の死を見て、もうダメかと思ったその時に…黒いパイロットスーツを着込んだガントが無事に戦闘機へと悠々と乗り込むのを見届けて事切れるシーンは好きですね。

ラストのミグ31(ファイヤーフォックス)同士のドッグファイトは結構あっけなく、この映画にとってはオマケのような感じかなと思います。