某国特殊部隊が上陸したら日本はどうなるのか??といったシュミレーション的な大問題作。原作小説あり。
攻め込んでくる国は一応架空の国ですが、明らかに北側の赤い国。
福井県沖で潜水艦が座礁。そこには彼の国の工作員が乗っていて、日本に何なく侵入。政府は初め警察官を派遣しますが、攻撃されてももちろん応戦できません。自衛隊を出すにも理由が必要であり、やっとこ出したと思ったら法令解釈云々でやはり手も足も出ず・・
そんな当時の日本が抱えるデリケートな問題をちょっと偏った目線で描いた作品。
色々ツッコミどころはある。
内容が内容なので防衛庁や自衛隊の協力は得られず、小物は手作り、戦車などは一般マニアに借りたとのことですが・・戦車持ってる人いるの?!
スポンサーも付かなかったらしいです。さらにできてから上映まで2年もかかったと。表現の自由があるとはいえ、とても苦労したみたいですね。監督初め制作陣の熱意に拍手。
上映された頃は自衛隊のイラク派遣やアフガニスタン派遣などで色んな特措法ができ、戦闘地域と非戦闘地域の線引きってどうするん⁉︎みたいなこじつけ論争が多々ありました。
この頃よりは日本はしっかり「自衛」できる様になってると思いますが・・最近北朝鮮の映画観たので微妙な気持ち。
自衛隊員の友人が、当時この映画を見て「実際こんなもんだろうなー」って言っていたのが妙に耳に残ってます。