おーたむ

メン・イン・ブラックのおーたむのレビュー・感想・評価

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)
3.8
今年公開のスピンオフの情報を見て、懐かしくなり、久しぶりの鑑賞。
やはり、安定安心の娯楽作品ですね。

ネバネバ多めだし、宇宙人たちはちょいキモだし、ややチープな雰囲気に、B級っぽさは感じます。
基本がコメディということもあり、スケールを感じるようなSFじゃないです。
ただ、なんというか、本作のネバネバちょいキモ宇宙人たちには、キモい中にも愛嬌があるんですよね。
彼らといい、MIBの使う道具といい、世界観を構成する要素の造形を見ていると、製作側が面白がって作ってるのが、こちらにも伝わってきます。
主役のトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスの取り合わせも絶妙。
重厚な無表情で暴走するボケ役のジョーンズに、動転しながらマシンガン的にツッコミまくるスミスというパターンは、鉄板で面白かったです。
イカ娘出産シーンでの放置ボケとか、字幕が全然入ってこないし(笑)
スミスに関しては、製作当時には既に、コメディにおける安全な株だったと思いますが、ジョーンズのあの雰囲気に可笑しさを見出だして配役したというのは、今思えばファインプレーでしたね。
楽しませてもらいました。

私は、しっかり見たのはこの第一作だけなので、続編ではKとJがどうなっていったのかは、気になるところです。
クリス・ヘムズワースが出る最新作にも興味があるので、予習のつもりで三作目まで見てみようと思います。
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