てるる

五福星のてるるのレビュー・感想・評価

五福星(1984年製作の映画)
3.3
今や大御所感が半端ないサモ・ハン・キンポー監督・主演のアクションコメディ。
オープニングのデン!デン!デン!デン!のゴールデン・ハーベストのロゴから懐かしくてテンション上がる!

チンケな犯罪者5人が捕まるところから始まるけど、それぞれの捕まり方が面白い。特にサモハンは飛んで火に入る夏の虫状態過ぎて吹いたw
そんな5人が刑務所で仲良くなり、出所してから掃除屋を始めるけどマフィアの偽札騒動に巻き込まれる。

サモハンは相変わらず激しいアクションとスタントで動けるデブを見せつける。
この頃のトレードマークのおかっぱ頭とのギャップがたまらないw
他にはリチャード・ウンのコメディアンぶりが最高!透明人間のくだりで賞取ったらしいけど、個人的には終盤で変な動きで猫パンチ繰り出すのがツボ。
ちなみにジャッキーは脇役なのでジャッキー目当てで観ると拍子抜けするので注意!
ユン・ピョウに至ってはチョイ役過ぎて泣ける。
ちなみに霊幻道士のラム・チェンインもチョイ役でアクションが見られないのは残念すぎる。

とにかくこの頃の香港映画は底抜けにバカなんだけど、観る人を楽しませよう!て意気込みが凄く感じられる。
もちろんスベってる笑いもあるけど、お気楽な効果音に脱力するし、本編に関係ないエピソードの数々が平和な気分にさせてくれる。
全編通して「くだらねー!」て笑い飛ばせるのが魅力!
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