1962年間度の作品。
主役?の坊やは、ちょうど自分と同世代。
私が生まれ、育った日本が映し出される。
「随分と遠い昔の話だなあ〜」てその時代に育った私でさえ思ってしまう。
団地が夢の住まい。
まだ洗濯機を使わないおばあちゃん。
テレビを買ったということが話題になり、
そうそう、うちのお母さん世代は、医者に行ったら注射だったなあ、って懐かしい。
新米パパの船越英二が
「親、子、孫って命が繋がっていく。大人ばかりじゃ世の中つまらんよ。」て言ってたけど、
50年経って、大人ばかりの社会、
さらに未来は、年寄りばかりの社会を迎えようとしている。
夜泣きをする、
勝手に動いちゃう
すぐ熱を出す
食べるのに時間がかかる
子育ては時間も手間もかかるけど、
でも、そーやって、みんな育てられてきたんだよな。
昨日逝ってしまった僕のお母さん
ありがとう!
おかげで立派?に育ってます!
最近、公園や学校や幼稚園か
「うるさい!」って苦情を言う輩が多いらしい。
徹夜明けなのかもしれないけど、
そーやって、みんな大きくなっていったんだけどね。
子供時代を忘れてしまった尖った大人だけの社会って、やっぱさみしいな。
この映画のことに戻ると、
記録映画的に撮るのがうまい市川崑監督のつなぎ方、撮り方はさすがだなって思いました。
ナレーションは今見ると、やや違和感があるけど、それも時代なのかもしれません。
お母さん役の山本富士子。
お名前はよく聞いていたけど、
いやあ〜色っぽいですね。
艶のある女優さんで、いいね!!!