めっちゃ夏じゃん

黄金のめっちゃ夏じゃんのレビュー・感想・評価

黄金(1948年製作の映画)
3.9
月曜日の朝6時、床に座って鑑賞
前回の帰省の時にめちゃめちゃおいしいから!!!ってお母さんに持たされたこのレトルトカレーおいしいな……結構辛口でスープカレーなんだね!うま、ぱくぱく食べてしまうぞ

ハンフリー・ボガート主演、メキシコを舞台に黄金にとりつかれた男たちの欲望と葛藤をジョン・ヒューストン監督が描き、アカデミー賞3部門を受賞した映画史上の傑作。

素晴らしい作品……!!!
前半、画面に漂う緊張感と徐々に露呈する人間の本性、寒気を覚えるほどの醜さで見ていて悲しくなるけれど、終盤展開の変化とともに物語の温度や感じ方も変わり、人間のいい意味でのしぶとさ、ほがらかさ、最後は人間っていいな、って心から思える人間賛歌の作品に仕上がっている。人生哲学ここに極まれり
寧ろ正直男(じいちゃん談)の言動を見ていると、やっぱり問題は金じゃなくて人それぞれの心根なんだな……、って痛感するよね。その時にならなければ分からないことが辛いけれど、わたしは富のために誇りを捨てない人間でありたいよ……誇りは金じゃ買えない、ってこの前保安官シュワちゃんも言ってたしね!

個人的に好きなのはカーティンがドブズを助けるシーン……人間の倫理観が如実に出てて応援したくなった、最初にカーティンくん好きになったシーン

金は魔性の女と同じ

桃の果樹園

「同じアメリカ人に飯代を恵んでくれ」

「俺は欲に支配されねえぞ
決めた分だけで十分だ」

「金が悪いんじゃない
見つけたやつがちゃんとしたやつならいいんだ」

「文明人なら水を分けて当然だ」

「笑えカーティン
髪が我々に仕掛けた悪ふざけだ
さすがユーモアのセンスがある
黄金は結局大地に戻った
10ヶ月の苦労も笑って忘れよう!」