Qちゃん

ハリー・ポッターと謎のプリンスのQちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
全体としては相変わらずクオリティ高くてよかったんだが、私の中で「これぞヴォルデモート!」だった、秘密の部屋で若いヴォルデモート役だった子が降板してしまったことと、まさかの「我輩を臆病者と呼ぶな!」のカットがショックだった…。その代わりにセブルスの見せ場で増えてるとこがあったけど。あと、映画だけでは多少説明不足。

原作シリーズの中で最も暗い(と私は感じる)巻なだけあって、トーンが終始暗い。原作以上に怖かったのが、首飾り事件のシーン。もうホラー映画だった。ちょっと逃げたかった。原作からだったり独自で入れられたりしたコミカルなシーンが幾つもあったのが、ホント救いだった。

個人的に物凄いよかったと思ったのが、名優ジム・ブロードベント演じるホラス・スラグホーンが、リリーがどれだけ素晴らしい魔法使いかをハリーに酔いの中で語るシーン。言葉だけなのに、なんだか凄く美しくて、切ない気持ちになった。
Qちゃん

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