めかぽしや

ドゥ・ザ・ライト・シングのめかぽしやのレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
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当時、パグリック・エナミー流行ってましたね。
あの大きなラジカセと
原色のファッションも。
ハイレグも懐かしいです。

Do the light thing
正しいことをしろ!
スパイク・リーのアカデミー賞の
スピーチも印象的でした。

黒人街の一角に
イタリア系のピザ屋が店を構えて
20年が経ちます。店主のサルと息子さん2人。
兄は人種差別をむき出しにしています。
でもサルは違うんです。
親が子供を見る視線で街の人々を
見ています。

前半は夏のうだるような暑さの中の
何気ない日常を描いていますが
後半は一転します。
少しづつ溜まっていた鬱憤が
ある事件をキッカケに爆発します。
暴徒化した人間ほど恐ろしいものは
ありません。

劇中、正しい事をした人って?
と振り返ると市長と呼ばれる老人ぐらい
だったと思います。
なのであまり乗りきれず…
サルに同情してしまいます。

最後に流れるキング牧師の言葉と
マルコムXの言葉は
対局する部分もありますが、
いづれも人種差別の重い足枷を
想像できます。

ヒップホップとしょうもない人たち。
あまり重い雰囲気ではなかったです。
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