傑作でしょう。
グリーンブックが作品賞を受賞したことに腹を立てたスパイクリーが気になってみた。
黒人が黒人の為に撮った映画とスパイクリー本人が言ったらしいが。
これは、すごい。
ブラッククランズマンは見てないが、これなら、スパイクリーが「グリーンブックを作品賞にして人種差別問題と向き合った気になるな!」との思いを抱いたのも頷ける。
グリーンブックと、どちらが根深さをえぐりだしたか?と言えば間違いなく本作。自虐的ではなく自省を込めて撮っているから可能なのだろう。
本タイトルは、あえて黒人に向けているのだろうし、監督本人にも向けているのだろう。
こういうことを出来る人に自然と敬意の念がわく。