KengoTerazono

ドゥ・ザ・ライト・シングのKengoTerazonoのレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
-
日常の中に差別は連鎖している。どんどん繋がって何かの拍子に緊張の糸が切れた時、事態は最悪の状況となり、誰が悪いのかも分からなくなっていく。
白人の黒人に対する差別と、黒人の中にある人種差別意識。多くの人が前者に目を向ける中、スパイクリーは後者にも目を向けた。彼がどれだけ差別について考えてきたのかわかる気がする。人種という名の全く当てにならないが、1番分かりやすいステレオタイプは時として人を獣にしてしまう。それは本当に彼が黒人(或いは白人、或いはアジア人、或いはムスリム)であるせいなのか?
人種で一色担にして、その人個人をみないのなら、白人黒人に関わらず差別主義者ではないだろうか?
KengoTerazono

KengoTerazono