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ドゥ・ザ・ライト・シングのMGJのレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
5.0
差別と憎悪の連鎖が消えない理由は、人種の違いなのか、集団心理による防御なのか、それともアメリカと言う国の構造なのか。

正義の定義と暴力使役の是非、理由や背景、立ち位置で変わる真実を議論する意義は、当事者の納得や理解ではなく、それを見聞した第三者が、知見を増やし自らの意見を持つこと。

劇中の扇動は、何を壊し、何を救ったのか、考えるのも感じるのも、いつかその選択を迫られるかも知れない自分自身だ。


大方30年前の映画なんだと気付いたのは見終わった後でした。没入する世界観、リアリティ、心を刺激する暴力の予感と現実への失望感。
引き込まれて、叩きのめされる、今もなお大きくは変わらないであろう、差別と暴力の根幹を曝け出した作品。

このテイストを黒人じゃない監督がやると、めちゃくちゃ批判されるだろうな。Do the right thing, based on your thought...
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