次男

デジモンアドベンチャーの次男のレビュー・感想・評価

デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)
4.2
デジモンアドベンチャー世代のぼくは、Amazonビデオでデジモンアドベンチャーを見つけてしまって、一昨日から一日半くらい見続けている。懐かしいなあ、もう15年くらい前か?

ながら観していた視線が釘付けになったのは、21話。演出がキレッキレで、てか、一目見てわかる細田守作品で、出来が異常なほど良く、ググれば神回と有名な話なようで。昔観た時はわからんかったのかなあ、とあれこれと調べてたら、今日がデジモンアドベンチャーの新しい劇場版の公開日ってわかって、これはお導きやでえ…と熱が加速した次第。結果、初代の劇場版に手が伸びた。


こちらも細田守監督作品で、もう、まじでドン引きするほどのクオリティ。数年ぶりに観たけど、もうほんとドン引き。出来がえげつねえ。ボレロ。本編の前日譚的な話なのだけど、ウィキったら、

・劇場公開は、本編アニメ放送開始日の前日という小粋さ。
・コンセプトのモチーフに映画「ミツバチのささやき」を取り入れてる。
・ガメラのPが絶賛の末、樋口特撮監督に「ああいうのを作らないとだめだ」と言ったとか。


天才の所業だわほんと。
「いつか自分のやりたい題材で自分らしさを出すぞ!」なんて言い訳じみた言葉はこの作品の前では言えなくなるだろうなあ、制限まみれ、20分の短尺でこども用映画を、しかも明日から連続アニメ放送する題材を、ここまでおもしろく・映画的高水準なものにできるなんて、天才の所業すぎるわ。「ぼくらのウォーゲーム」でも感動したけど、背景・事情を鑑みると、ちょっと超えてくるなあ。

素晴らしいところを挙げだしたらキリがない。細田アニメらしいさりげない構図と演出。デジタルデバイスに異変が起きてることをこんなにもささやかにでも確実に見せるなんてなあ。あと、大人の不在。心理的に「これはこどもの映画だ」と思えたし、この「こっそり感」はすごい。ほんで動くデジモンのクオリティは、迫力は、まじで大げさじゃなくジュラシックパーク思い出しちゃった。こんな短尺でも思い出ガジェット使って絆とか見せちゃうあたりも憎い。



なにに紐付けなくてもいい、これは、観た方がいいやつだった。映画が好きな人なんか、特に。
あ、これ、「ぼくらのウォーゲーム」に一緒に入ってるのか!なるほど。もういっそ買ったろかな。




さて、あと20話か…。