基調音…風景を表現する音のことで、風のざわめきとか水のせせらぎ。
そういうのを使って心情を語らずも伝わってくる演出にするの、よいよね。
隣の家からコーヒー豆を挽く音がする、フランス語を勉強する声が聞こえる…そういうのも人工的だけど基調音なんだろうな。
何年もかけて近しいところにいたのに、2人はすれ違い続けてた。
実際そんなことってあり得ないなんて思う冷静な私もいるけどさ、それでもやっぱりもどかしくてキュンとする恋愛だったなぁ〜というのが素直な感情。
冷静サイドの私は、アパートの耐震とかプライベート問題を気にしちゃったよ…
はっぴいえんどの風をあつめてが良かった！
エンディングの基調音も◎
p.s.私は、音楽をあまり聞かない。
ある日彼に「それだけ映画好きなのになんで音楽好きじゃないの？」と聞かれたことがある。
映画と音楽は密接に繋がっているのにね。
その時には咄嗟に答えられなかったけど、私はずっと、部屋から見える海の波音(基調音)を聞いていたから必要なかったんだろうなぁ…
そんなことをふと思い出して言ったんだけど「またカッコつけて…」なんて笑われちゃうのだ。
ロマンチストで何が悪い！
