Cisaraghi

斬るのCisaraghiのレビュー・感想・評価

斬る(1962年製作の映画)
-
シリアス時代劇はどう観たらよいのか正直わからぬ。人を斬ることに特化して作られた刃物を常に携えた人たちが市中をウロウロしているなど、考えたら何とも恐ろしい時代なのである。そんな時代の死生観がコロナ怖いの手前などにわかるはずもなく。されどこのような死生観が今のこの国に全く生きてないとは言い切れないのも何だかなー、なのである。不明ゆえ、これにて御免仕るのである。

追伸。雷蔵さんはたいへん好ましい男の子である。

(2回目)音楽が円谷プロの怪獣ものみたいでやっぱり何かヘン。それと、身籠らせる、という使役動詞の使い方はやはりどうにも引っ掛かる。
 前に小さい川が流れる小諸の武家の佇まい、部屋からの庭の眺め、襖を開けても開けても部屋が続く水戸の広大な屋敷の造り、茶室のしつらえなど、侘びた風雅さを覚える場面多々あり。

5
Cisaraghi

Cisaraghi