低予算で作るには都合がいい作品、それが密室スリラーだ。ひとつのスペースでああでもない、こうでもないってしてればいいからねっ、ケッ、カーッ、ペッ!
目が覚めるとそこは雪国ではなく、見知らぬ廃工場だった。なぜこんな場所に閉じ込められるのか、それどころか自分自身が何者なのか記憶がない。野郎ども5人が疑心暗鬼の中、決死のサバイバルが始まっターッ!
あり得ない都合の良い設定に観る気が失せる。短い作品なのに中盤でダレてくる。でも、ハマる人にはドキドキ感が迫ってくるかもねっ!
むさ苦しい野郎どもだ。汗の匂いがしてきそうだ。小奴らの駆け引きと腹の探り合いがもどかしい。もう寝るぜっ、バッキャ…
でも、ラストへの展開は、ホホウとなり見ものだった。ジグソウが出てくればもっと良かったのにぃ。そして、ゲスい。極めてゲスい。こんな仕掛けだったとは。これが人間のゲスさなのかっ、バッキャローッ!