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トーク・トゥ・ハーのlemmonのレビュー・感想・評価

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)
3.5
考えようによっては、植物状態と化した彼女を彼以上に想い、大切にしていた人はいない。

恋愛は互いに受け入れて初めて成り立つ。
相手の異常愛も、受け入れられれば、成立し、世間から虐げられることもないのだ。
その差は極めて際どい。


物語は2人の男の大切な人が、植物状態となっている、なってしまうところから始まる。
1人はなかなか受け入れられず、触れることもできない。
1人は受け止め、彼女を優しくケアする。


単純に切ない男たちの物語かと思っていたら、徐々に片方の異常性が出てくる。おかしいところが少しずつ少しずつ、、、じわりじわり、、、確信に変わり始めた頃には一気に恐怖が生まれる。


幕間に出てくるサイレント映画。
これがまた絶妙。
言葉なく通じ合う。
観客はある程度の想像も良い意味で強いられる。


純愛とは何だろうか。
舞台上の印象派の演目に涙するひとりの男。
振り返るとそこには彼の存在を喜ぶ女。
冒頭のシーンがまた蘇る。


ん、、、いい映画だったのかなあ🤔。
わからん。
確かなのは男のやったことは気持ちが悪い。
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