トーク・トゥ・ハーの作品情報・感想・評価

「トーク・トゥ・ハー」に投稿された感想・評価

城戸

城戸の感想・評価

4.5
真実の愛は自覚がない
Ukosaaan

Ukosaaanの感想・評価

3.7
昏睡状態のバレリーナと女闘牛士と、それぞれに付き添う二人の男の話。
バレリーナに一目惚れしたストーカーが看護師として献身的に介護するんだけど、のちに性犯罪になるのも含めこれが鳥肌もの。私はこれを「究極の無償の愛」とは思えない。確かに彼の愛は本物だけど、それを認めたらストーカーを認めるということですもの。んなことあるかい。
女性の描き方はとても美しいのと、サイレント映画が最高。帰郷というタイトルも素晴らしい。
Sinya

Sinyaの感想・評価

4.0
女性の撮り方が、とても好きです。
そう言えば、この角度から人を見ることってあんまりないよなと思い、惹きつけられる構図、
アイボニー色の布の上からくっきり見える身体のライン
劇中劇のサイレント映画の
おっぱいを登るシーンは、
個人的には、江戸川乱歩の盲獣を想起させられてしまいました。

映像から肉感が、感触が伝わっくるようで、エモいです。
神秘的に女性がみえます。

だからこそ、登場人物の変態性にも納得し、感情移入もできました。
しかも、時には一歩引いたりして、客観視することもでき、やっぱり、常識的にはなーって思ったり…

そういう語り口だからこそ、
ドラマを最後まで飽きさせない急進力があります。

もしかしたら、セックスより、質のいいオナニーの方が楽で気持ちいいのでは?
そんなことを思ったりしました。
elie

elieの感想・評価

3.9
こ、こんなシチュエーションって...!!!
っていうなんともクセのある
面白いドラマだった
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
事故で昏睡状態の女性を献身的に介護する男
タイトルの通り、日々彼女に優しく話しかけ
目覚めるのを待っているわけですが... この男女がどういう経緯でこの状況に
至ってるかってとこが...😅複雑でやばい。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
全ては男の一人芝居
だけどある意味両者ともに無意識。
それが非常にアブノーマルで厄介
描き方も清潔な滑り出しだったし
男性視点だからか観てる最中は
不思議と不快にはならず
どちらかといえば私の中では
健気 > 気持ち悪い だった
観る人によっては気持ち悪いが勝つかも
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
でも観終わってから別の視点で
冷静に考え始めたらじわじわきた...
罪犯した云々の前に色々とやっぱアウトかも。
うーん。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
あのサイレント映画が引き金か...
もう冒頭からバレエシーンだったり
面白い描写ぶっ込んでくるから
何それ!ってつい引き込まれた🙄w
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
しかもこのストーリーには
もうひと組カップルがいて。
これまた同じ状態で彼女が病室で昏睡状態。
このカップルの対比で男女の愛や
孤独を描くのがまたうまいというか。
妙に切なく複雑な気持ちになる
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
あのラストはどう捉えたらいいの?
って感じだけど
結局ベニグノの熱い想いとは裏腹に
バッサリ髪切って現れたし...
あんな形で彼女の命を救って
すれ違いの人生だし
ここから新たな出会いが...って事なら
なんとも皮肉に感じる
いや、どの視点で見るかによって
感じ方も変わる作品かなぁ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
何事も簡単にはいかないですね...
ただアリシアの体は説得力ある
初アルモドバル。

とんでもない性癖暴露話でも淡々と躊躇いなく話しちゃう登場人物たちだったり脚本の性格がブリュエルっぽい。そういやどっちもスペインの監督だ。でもこっちは温もりに溢れているなぁ。全体のバランスじゃブリュエルが一歩上かもしれないけど脚本はアルモドバルのが好き。
ベニグノにアレルギー反応。
Natsko

Natskoの感想・評価

3.1
記録。
歌や踊りのクォリティの高さをぶっちぎるヘンタイ度合いに拍手👏
にむう

にむうの感想・評価

3.7
スペイン/113分

【※過去のレビューのコピペです👐】

昏睡状態で眠り続けるバレリーナのアリシアと、女闘牛士のリディア。
マルコは静かにリディアを見守り、ベニグノは眠るアリシアのつめを磨き 髪を切り揃え マッサージを施し、毎日のように彼女に語り掛けます。

映画の最初と最後を飾る、ピナ・バウシュのダンス作品が心に残る

眠り続けるバレリーナのアリシアを演じるレオノール・ワトリングがきれいかわいい

ベニグノがとってしまう行動は「変態!きもちわるい!」って思う人もたくさんいるかもなんだけど、わたしは怒りとか嫌悪感より悲しみ(哀れみ?)のきもちが湧いてきた(T_T)
kam

kamの感想・評価

3.6
アルモドバル監督流石の世界観。

帰郷、オールアバウトマイマザーを見て、独特で静かな作品だが、ちょっと変わった人間の葛藤を描いている点に面白みを感じて今作。また心のひん曲がった主人公たちの心を描いています。帰郷、オールアバウト…では女性が主人公でメインでしたが、今作は男。

交通事故で植物状態になってしまったダンサーで美しい女性アリシア、彼女を献身的に介護する介護士のペニグノ、恋愛で傷を負ったフリーライターのマルコ、こちらも恋愛で心に傷を負う女闘牛士リディア。リディアもまた競技中の事故で植物状態になってしまう。

ペニグノの変態具合がどんどん分かっていくのですが…なんか可哀想になってきてしまいます。

愛って一方通行だと、ほんとただの迷惑。でも、それが生きる全てだと思っている人にとっては、愛を失うとなんとも脆い。
スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督による異色作。
静かな映画、と思いきや、うかうかしてると置いてかれる。

病室のベッドで昏睡状態にあるバレエダンサーのアリシアは、看護師のベニグノにより4年間看病されてきた。
バレエ・スタジオで踊るアリシアの美しさに魅せられたベニグノは、彼女が交通事故に遭って以来、自ら献身的な看護を志願したのだった。
一方、女闘牛士リディアも、競技中の事故によって昏睡状態で入院していた。
彼女の恋人のマルコは絶望に陥っていたが、ベニグノと互いの境遇を語り合ううち、二人に厚い友情が生まれていく…。

目を覚まさない想い人・恋人への献身的な愛…を描くだけではなかった。後半は怒濤の展開に驚嘆の連続。

ネタバレになるので内容は書けませんが、看護師のベニグノが「変な奴」になりさがっているのが残念ではありました。 彼の葛藤や内省を追えば、終始静かではあるけれど、また変わった映画になっていたと思うし、その方が自分としても好み。

ただ、実際は彼の奇天烈な言動を追う描写となっている。それはそれで一種のエキゾチシズムを味わうことができるのだけど、行動だけ見ると変人なのである、ベニグノは。表層だけで「変な奴」と受け止められてしまうとしたら、何とも惜しいと思ってしまう。

いかにも情熱的な、赤・黄といった原色がふんだんに使われた画は、ハリウッド映画とは一線を画す魅力があります。
怒濤の展開が、見慣れない色彩と相俟って、非日常の感興を覚えさせる一作。
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