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「母なる証明」に投稿された感想・評価

ソラ

ソラの感想・評価

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母親とは
umi

umiの感想・評価

3.5
これは…とんでもなく怖い話だね。ぞっとした。

最初の母の踊りから一体何が始まるんだろう…って覚悟させられる不気味さと緊張感(さすがポンジュノ)

元々韓国の親の愛情の重さに理解出来ないから、母に感情移入はしなかった。初めの頃から息子が所々しっかり見えてたんだよな…意識がしっかりしてる表情で。

話が進むにつれてどんどん険しくなって最初の頃のぽけっとした可愛い顔なんて懐かしい程に消えていった。鍼渡す時の目…もう涙溢れた。見送る時の表情…ウォンビンも凄いなあ。

これも愛情なんだろうけど、悲しい以外に無い。

ポンジュノの作品は、いろんな感情を揺さぶられるし、こう…何かが込み上げてくるんだよね。重い後味。だから好き。
映像とストーリーに緩急があって、特に緊張感のあるシーンに引き込まれました。

(良い意味で)期待を裏切られるシナリオがたくさんあり、見応えがありました。
個人的には、登場人物と視聴者の偏見が上手く脚本に編み込まれている気がして、僕にも偏見があったから期待を裏切られるような見え方がしたのかなと思うなどしました。

人間の良いところ悪いところが生々しく描き出されていて面白かったです。

このレビューはネタバレを含みます

序盤の母の奮闘シーンや息子の抜けてる感じが笑いを誘い面白かった。
後半から怒涛の展開の数々に唖然...母と子の2人が織りなす物語は愛情と狂気が入り混じり、残酷で切なかった。

オープニングとラストの母のダンスは強烈でとても印象的で好きだった。母強し。
興味深い作品に仕上げるポン・ジュノ監督はやはり凄い。
ゴン

ゴンの感想・評価

3.7
ザ韓国映画て感じ。
湯っ子

湯っ子の感想・評価

4.0
面白かった!

オープニングとラストはリンクしているのかな。
滑稽だけど切ない。
440

440の感想・評価

4.8
個人的に1番好きなポン•ジュノ作品。

一言でいうと「韓国版ツインピークス」
田舎町で起こる女子高生殺人事件の犯人を追うお母さんの話。

クーパー捜査官ばりのお母さん捜査官と怪しい町の人たちが次々と出てきてどんどん裏の顔が見えてくる。
ほんとツインピークスまんま(笑)

ポン•ジュノお約束の「鼻血」も「隠れて覗き見」も健在。
後半真相に向けて加速していく展開と右肩上がりに興奮がMAXになった時の「マジかよー!!!」という落とし方が神ってる。

いつ記憶が復活するか分からない爆弾を抱えたまま生きていくお母さんの無間地獄。
最初と最後のダンスのインパクトがヤバくて頭から離れない。
2021年6本目の映画

2021
film 6.🍿

このレビューはネタバレを含みます

「障害者は常に純粋無垢」、「母性は崇高なものであり、必ず報われる」という定番の「お約束」を逆手に取ることで視聴者を裏切るというのがこの作品のポイントであろう。

視聴者は「お約束」は必ず裏切られないと安心しながら物語を追ってゆく。プロット自体にもそう信じさせる仕掛けがいくつもある。母が警察官に「あの子は虫も殺せないような子だから」と訴える時、「トジュンの目はあなたに似て綺麗だわ」と近所のおばさんが母につぶやく時、視聴者はこの白痴の無垢な青年は犯人ではないと確信する。また、母が葬儀場にて孤立してでも息子の無実を訴える姿を見て、どんなに土砂降りでも真犯人の証拠を求めて駆け回る姿を見て、必死で子を守ろうとする母の努力は必ず最後は報われる、という確信を深めていく。

そして最後、信じていたものが無残にも裏切られた時、視聴者はこう突きつけられるのである。「では母性とは一体何なのであろうか、何の価値があるのだろうか」と。「障害者が無垢でないとしたら彼らを一体どう位置付ければ良いのだろうか」と。





裏切られるのは視聴者だけではない。トジュンと母もお互いに裏切られるのである。母は信じていたトジュンが真犯人であることを最終的に確信する。トジュンは唯一の味方だと思っていた母がかつて自分に手をかけようとしていたことを思い出す。

それでも2人は最後はお互いのもとへ戻ってくる。母は涙を流しながらも無実の青年に罪を押し付けることを選択する。トジュンもまた母親の寝床に戻ってくるのである。

「お約束」のように単純とはいかない2人の関係。どうしてそんな2人は繋がり続けるのか。ポンジュノ監督はそれが「家族愛」というものなのだと伝えたいのではないかと思う。

息子は殺人犯で、無実の青年に罪を被せ、自らも無実の老人に手をかけている。そんな状態でも母は前を向いて再び歩み出すことを選んだ。「家族愛」があったからこそバスの中で彼女は鍼を自らの心臓にではなく、「記憶を消し去るツボ」に刺すことができたのではないかと思うのである。
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