『パラダイスナウ』
自爆テロに向かう二人のパレスチナ人青年を中心にパレスチナ人から見たパレスチナ問題を描く。
「ホテルムンバイ」同様、宗教色がとても強い映画。映画を観ているうちに、自分がサイードと同化していくような錯覚に陥ってしまった。ここ最近パレスチナとイスラエルの問題が激化しているので、考えさせられる映画になっていた。
サイードとハーレドの後半での自爆テロについての考え方の差異が非常にわかりやすく、かつとても深いものとなっていた。
これは一つの映画として捉えるのではなく、現実世界で起きているということを頭に入れて観てもらいたいと感じた。
一言一言の重さが計り知れないもので、”平和”について考えさせられた。