B級怪獣エイガ

ミセス・ダウトのB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
4.8
これは凄い!!最後の幕引きの多様性にはあっぱれだし素直に目頭が熱くなる。他の家族愛がテーマの普通に面白い映画とは一線を画して説得力がある。

ロビン・ウィリアムズ演じる父親が妻に振られ、子供達と会えなくなることを何とかしようと、家政婦に化けて奮闘するコメディ。

単純にシークレットアイディンティティ的面白さも最高で、掃除機と踊るミセス、おっさんの声出すミセス、ダブルブッキングのミセスなど、とても面白く笑える。

それでいながらラストには【ほっこり以上】のグッとくる展開が用意されており、あそこで終わることによる映画的膨らみと愛の多様性メッセージが素晴らしすぎる。

またさらにこの映画の素晴らしいところは【元嫁の彼氏】という映画でよく悪役で描かれがちなキャラをちゃんとかなり良い奴として描いてるのが良い。むしろどっちかと言えばロビン・ウィリアムズの方が悪い奴というバランス。

クリスコロンバス作品でもかなり上位に入る名作コメディ。オススメです。