くわまんG

ミセス・ダウトのくわまんGのレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
3.0
例えば、「ピアース・ブロスナンがサリー・フィールドの遺産目的で愛の無い再婚を目論んでいる悪党」とかなら、ロビン・ウィリアムズの肩を持てたんでしょうけどね。

でも今回のピアース・ブロスナンね、ナイスガイなんですよ。人嫌いだった独身貴族時代を反省し、懐かない他人の子を慈しみ、執拗な嫌がらせにも穏やか…ってもうほとんど主人公ですよね。それに比べて、陰湿で下品で身勝手なロビン・ウィリアムズは結構なクズです…笑

「それでも子供たちが大好きなのは…」という結び方なんでしょうけど、現実だとどうかなぁ( ̄▽ ̄;)「金持ちはムカつくから吠え面かかせとけばOK」という片付け方も乱暴のような…。

とは言え、忙しく着替えてボケまくるロビン・ウィリアムズ七変化が楽しめる(山寺宏一七変化で二度楽しめる)定番のコメディ。ただ、えげつないばかりでつまらない下ネタ(いわゆるオヤジ下ネタ)が過ぎるので、お子さんにも見せにくいという、案外使い勝手の悪い一本( ̄◇ ̄;)