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ミセス・ダウトのmoviemanのレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
3.9
 自分のお父さんが女装して、なんとなんと、家政婦として家にやってきちゃいます。笑いあり、考えさせられる部分もありで、とても楽しめました。

 
 まず、最初にも書いたんですけど、ストーリー設定が非常に面白いんですよ。妻と離婚して、子供に会えるのは週に1度のみ。そんなの我慢できずに、女装し家政婦として子供に会いに行きます。奥さんや子供にバレそうになって、ヒヤヒヤする場面もあり、ハラハラドキドキです。でもこの映画、笑いだけで終わらないっていうのが、また良いところなんですよね。

 子供が大好きで、子供と遊ぶのは好き、子育てにおいて、子供と一緒に遊ぶ事に関しては良いパパだけど。その他の事は、全て妻任せ。仕事も就いたと思ったら辞めてしまったり、家事もぜんぜんやらない。奥さんが仕事から疲れて帰って来たら、子供と一緒に遊んで家の中を散らかし放題。片付けや後始末をするのは奥さんの方...

 そんなパパが、家政婦として働くうちに、掃除の大変さや、料理を作らなくてはならないので勉強をしたり。今までは遊ぶだけだったけど、子供と一緒に宿題を終わらせたり、奥さんの悩み事を聞いてあげたりして、そこで始めて妻の本音や、辛かった時に1人で泣いていた事など、妻の苦しみを始めて知ります。そして、自分に足りなかった事に気づき始めるんです。そういった笑いもあるんだけど、お父さんが成長していく姿も描かれていて、とても良かったです。

 それにしても、ロビン・ウィリアムズは、こういったコメディチックな役がまあよく合いますね。

 
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