作品中のクレジットでは脚本・原作は小国英雄。「女賊と判官」「江戸っ子判官とふり袖小僧」「盗賊と判官」などにリメイクされたオリジナルがこれかも。
「鴛鴦歌合戦」ほど歌が中心ではなく、弥次さん喜多さんのロードムービー。
コミカルな場面・泣かせる場面もあり、盛りだくさん。見せ方もうまい。古賀正男作曲の昭和っぽいメロディを使ったミュージカルは珍しくて、楽しい。
オープニングの捕物の場面や、中盤の役者さんの救出場面など、長回しもうまい。カット割の場面は、一つ一つのカットはまだ長めのような気がする。
お白州で志村喬が、千恵蔵の奉行ぶりをすごくうれしそうに見てたので、あの結末にがっかりしただろうなと思うと、そこだけ気になる…