NAOKI

の・ようなもののNAOKIのレビュー・感想・評価

の・ようなもの(1981年製作の映画)
3.8
えー毎度馬鹿馬鹿しいお笑いを一席…

森田のとっつぁんが逝っちまってからもう…6年かい?
早いもんだね…
コーイン矢の如しってピュンピュン飛んでくるみたいだね…まったく…

この映画でデビューしたのが37年前って…お客さんもあちきも歳とるはずだよね…

コーインピュンピュンだよね…
しかし、37年前…この映画は新しかったんですよ~あちきなんてこれで日本映画は変わる!って思ったもんです…

この映画の主人公の志ん魚(しんとと)もあちきと同じ落語家なんですが…
JKの家でそこのご両親に下手だのなんだのこっぴどくやられてね…すごすご帰ろうとするんですがJKに
「もう…終電ないわよ」とか言われて…
「飛行機で帰ります」って飛行機が墜落するようなギャグ言ってね…夜の町をとぼとぼ帰るんですわ…

ここで志ん魚…ぶつぶつ言いながら歩いてる…ただ町を描写しながら歩いてる…歩くリズムの音楽がいつの間にか流れてる…そんな面白いこと言ってるわけじゃないんですが…

ここ…心震えますわ…なぜか分かりませんが…
あちきはどきどきしました。

これは落語なんかで使われる「道中づけ」ってやつです。
志ん生の「黄金餅」に出てきます。みんなで棺桶担いで寺までの道中をなんやかんや言いながら…
もくれん寺ィ来たときには、ずいぶんみんなくたびれた……
で皆の笑いをとるという…

こんな渋いクライマックスありません…

しかし、しかしやっぱり最高なのはエリザベスさーん!
秋吉久美子さんにあちきのハートは撃ち抜かれましたよ…

え?さっきからひとりでなんの話をしてるのかって?

昼間(フィルマ)っからレビュー…の・ようなもの…でございます🙇
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