エトランゼ

の・ようなもののエトランゼのレビュー・感想・評価

の・ようなもの(1981年製作の映画)
3.2
落語家の二つ目が主人公だけど、本格的な落語のシーンはほとんどない。
むしろ若者たちの青春が切り取られている感じ。
バブルを迎える直前のような、どこか浮き足立った日本の姿が垣間見える。

ナンセンスなギャグと謎のカットバックやBGMの挿入はまるで初期のゴダールのよう。
実験的に寄ったかと思うと、深夜の新宿のシーンみたいな王道っぽい青春シーンがある。このバランスがいい。
いかにも80年代を感じさせる映画だ。
エトランゼ

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