これまた緒形拳萌え萌え映画。いや"ミラーを拭く男"と違って笑えないんですが、緒形拳の特訓シーンは可愛いったらないしバリカンで坊主にするシーンなんて最高。坊主頭で剣の修行。かーわーいーいー！(*ﾟ∀ﾟ*)
緒形拳やっぱりスゴイなぁ。老いて振り返るつらい過去。"ミラーを拭く男"とはまるで違い、逃げることさえ出来ず苦しみぬく男がある光明を見出す。方法が完全に間違ってますが。
(あらすじ：厳格な性分を家庭にも押し付けたために、妻を壊した過去がある。校長を退任し妻の死後、一人暮らしを始めるが、そのアパートにはシングルマザーとヒモに虐待を受ける少女がいた。彼は少女を助けようと決意する。)
いやしかしおじいちゃん緒形拳(70前！)が特訓とか可愛すぎます。お元気で何より…って肩が上がらーん…(=ω=；)もうココ可愛くて可愛くて…今年の母&父の日には肩のストレッチも出来そうなゴムゴムを贈ることにしました…
津川雅彦の医師コスプレもやや可愛かったな。何をおいても子役が中々の熱演。しかしそれ以外はTVドラマみたいな演技で白けちゃう。型に嵌めたキャラクターなので寒い節も…社会的な属性とキャラクターを紐付けるのが悪いってんじゃないです。"虐待親→シングルマザー、水商売、DQN、かつて虐待子"って別にいいんですけど、警察にまでわかりやすいDQNな態度。シンプル。なんだろう昔フジでやってた"どーなってるの"の再現VTRみたい。高岡早紀すごい綺麗でしたが。うーん、複雑で多層的なキャラクターは緒形拳だけなんですよね。松田翔太とかもあんな薄いキャラクターなら省いたらよかった。
でもそんな虐待子の周囲のキャラクター一切を取り込んで昇華する緒形拳の力量。半端ない。圧倒です。失礼ながら緒形拳じゃなければ駄作に堕すと思う。そのくらい差があり過ぎてバランス悪いほどでした。
