老人と少女のほのぼの系映画と思いきや、けっこう重たい社会派映画。
名優・緒形拳の演出は言わずもがな、子役の杉浦花菜と高岡早紀が良かった。両親から愛された経験の無い人間は、自分が親になっても愛し方が分からない。ここ最近の凄惨な虐待の事件と同じ。虐待の連鎖。
前半の心苦しくなる程の虐待、ネグレクトはいくら演技とはいえ、絶対子役の子のトラウマになるでしょ...俳優ってすげぇな..。
松田翔太は必要だったの?と、最後まで疑問。あの部分だけ話が浮いてて、余りにも不自然。狂言回しとして欲しかったのだと思うけど、もっと別な書き方できたのでは...
PS.あるテレビ番組で高岡早紀の息子達が出てた。良き母アピールする高岡早紀とは対照的に、本気で母親を嫌ってる様子の息子達。やっぱり映画さながらの悪女なんかな。