長い散歩の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「長い散歩」に投稿された感想・評価

m

mの感想・評価

4.3

演技がすごくよかった。終わり方もわたしは好き。松太郎の生き方が沁みた。
KO

KOの感想・評価

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観ました。
なんてレビューを書きにくい映画なんだろう、、。

虐待を受けていた少女のリアクションがものすごく生々しく、痛々しい。そのリアクションに観ている側が傷つけられる。

主人公の緒形拳は、実の家族との関係には問題を抱えていて、この長い散歩は彼の贖罪の旅でもある。
映画は結論を描く事なく、男の成り行きを映して終わる。

引き合いに出す映画、テーマでもないのかもしれないけれど、自由奔放に生きた主人公が家族に見放され、晩年、麻薬の運び屋になり、最後にはそれまでの人生全てをまるで肯定するかのような印象を持ったイーストウッドの「運び屋」と比べて、緒形拳の枯れた男の演技と、現代の家族の持つ病巣をリアルに描き出した考える作品だった。
atan

atanの感想・評価

3.2
奥田瑛二の子どもや若者達への熱い想いメッセージがヒシヒシと伝わってきました。

最後の方緒形拳が急にたくさん語りはじめて、よくあるドラマの最終回っぽく感じ気になった。それから最後サチはどうなっていくのかわからないのが、モヤモヤした。


お祭りの縁日で、サチがわざと居なくなっておじいちゃんを心配させ、でも試すように怒るシーンが良かった。
もしも

もしもの感想・評価

3.5
前半までは凄く良かったんだけど、松田翔太が登場してきた辺りから雲行きが怪しくなった。
ザンビア語りはやめて欲しかった。。

結局、「え?さちどうなるん?この先さちは救われるんでしょうね??」って悶々とした終わり方だった。
タイトルで、多分ロードムービー📽だと思った。

監督・奥田瑛二の生まれ育った処は、私の故郷の近く・・映像で流れる場所は、皆多分解る場所でもあり、TSUTAYAレンタルしました。


ストーリーは、自身の過去家庭を顧みなかった主人公が、母親から虐待され、行き場のない少女を連れ出して、2人で青い空を見上げに遠くへ旅にでる話です。
その行為は、世間では当たり前だが誘拐とされる。


工場の煙突は、王子製紙春日井工場だし、主人公がジョギングするのは多治見のながせ商店街だし、ディーゼル電車は長良川鉄道だし、最後の駅は笠原町役場ときては、おぉ〜あそこかぁ〜と云う感じで観てました。


導入部のアパートシーンは、荒れた環境、虐待する親など重要な部分ではあろうが、とても長く辛いシーンです。

旅の途中で、帰国子女として松田翔太が出てきますが、好いですねぇ〜
辛い過去を持った青年で登場しますが、一服の清涼剤のような・・
この辺りから俄然、ストーリーは面白くなっていきます。
無

無の感想・評価

3.8
記録し忘れ作品。
期待してなかったけど暗くて重くて予想外に好きなタイプの映画だったのと、EDに流れるUAの辛めでハスキーな歌声の「傘がない」がものすごくマッチしてたので奥田瑛二やるなあ!と思った記憶。
緒形拳と子役と高岡早紀の三竦みの演技が良かった。
松田翔太の唐突な登場からの謎展開は意味不明だし至って棒演技なんだけどスパイスとしては悪くない。
演技とはいえ前半辛かった。
演技とはいえこんな小さな女の子にそんな経験させているのが辛かった。
UAさんの傘がない、すごく良かった
結末とよく合ってる。#長い散歩
achako

achakoの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

奥田瑛二監督の作品

緒形拳が演じるお爺ちゃんと5歳の女の子さっちゃんの長〜いお散歩

お爺ちゃんは、壊してしまった家族への償いも兼ねて亡き妻の位牌を持って旅をする
また、虐待されていたさっちゃんを見かねて旅に同行させる(世間では誘拐)

でもお爺ちゃんからすれば誘拐ではなく、救ってあげたい気持ちがあったからだと思う
最初は心も開かず話もしない
笑う事もなく、ただ「置いてかないで…」
という言葉だけを発していた

旅の途中で、ワタルという帰国子女で心を閉ざし家出した青年も加わるのだが…

さっちゃんの母親は、親に抱かれた事がないから、子供を抱けないと…
ただ親と同じ事をしているだけ…と
なんとも切なく、やはり同じ事は繰り返されるのかと思うと辛い気持ちになった

奥田瑛二が撮る作品は、あらすじはしっかりしているが、最後にさっちゃんがワイヤーで吊られて飛んでいくシーンとか、静止画シーン、キャストがカメラ目線で話すシーン等々に違和感を感じてしまった

だが、悲しい物語なのに何故かホッコリさせられる不思議な感覚だった

あと、かなり号泣してしまった
人間は過去と共に生きている事…
行き詰まりながらも懸命に歩く(散歩する)という事…

緒形拳と女の子の演技がとても素晴らしく、心に響く作品だった
はけ

はけの感想・評価

3.7
虐待を受けていた女の子の演技と見せ方がとても良かった。
ハンバーグを食べなかった理由とか、やきそば買いに行って怒るところとか。
子供ものとかにはとても弱いので、徐々に心を開いていく姿に涙。
虐待での傷から徐々に回復し、人を信頼する力を取り戻していく描写はとても素晴らしかったと思う。
この子の演技と虐待のシーン、理不尽に巻き込まれる主人公など、序盤はものすごく良かった。

ワタルだけは正直いらなかったかな。
そこまでかなり現実的に見えていた世界に、突然異物が持ち込まれた感じで一気に嘘臭さが感じられ、かなり気持ちが冷めてしまった。
ザンビアの話とかなにそれ?
ワタルの存在もだけど、老人と女の子以外が長く喋り出すようになってから、徐々に話しに冷め始めた気がする。
本筋は変わらず良かったんだけど。

ヒモ男への対応は最高だった。

ワタルエピソード入れるくらいなら、ラストで飛ばされた時間を描いて欲しかった。
あの時間こそ真の地獄だろ。
サチは結局裏切られた気持ちにならないのか、それが気になって主人公は更なる罪の意識にとらわれないのか。
エンドロールの先が一番つらい。
つくづく緒方拳は良い役者だったと感じ入る。

奥美濃の自然が美しい映画。
地獄のような日々から少女を助け出したのは、かつて自らの家庭を崩壊させた老人。
老人と少女は巡礼のように山へ向かう。
しかし社会はそれを誘拐と呼んだ。

映画だけでも十分その辺りは読み取ることは出来ると思いますが
ノベライズは登場人物の心情が細かく語られているので、映画で興味を持った方は
そちらも合わせてご覧になると面白いかも。

冒頭の愛岐大橋を渡ってゆくシーンと最後の場面が
この世からあの世へ、そして現実へと回帰するように思えてなりません。