このレビューはネタバレを含みます
ポール・シュレイダー自身が熱心なカルヴィン派の家で育ったことを知り、色々と合点がいきました。初見の時と印象がガラッと変わりました。
『タクシードライバー』っぽいところが随所に感じれたりしてそれなりには楽しめるのですが、終盤は流石に雑すぎですよね。ハードコア業界描写もなんだかいまいちです。特にスナッフビデオはあんなに嘘くさい映像になるなら無くして良かったのではと思います。それによってサスペンスが盛り上がるわけでもないですし。
最後までニキと分かり合えないところはかなり良かったです。こいつ本質的な部分では何も学んでいないな感が。この要素だけで結構好きな映画になった気がします。