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遊星からの物体Xのskm818のネタバレレビュー・内容・結末

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

宇宙からやってきた謎生物にカラダを乗っ取られてどうのこうのっていう今となっては定番のネタ。なんだけど、多分この話のミソは乗っ取られる恐怖ていうより、誰が擬態かわからないからお互い疑心暗鬼になって精神をやられ、よくわからない極端なことを始めて自滅してしまうというところではないだろうか。前半ちょっと寝てたのでよくわかんないとこもあるんだけど。南極観測基地っていうただでさえ閉鎖空間的なところが舞台というのはミステリっぽいよな。エイリアンを退治するためとうとう基地を爆破し始めた時はなんかもうどうすりゃいいのかと。発電機をやられたってあれこれ備品が残っていればなんとかしようはあるんじゃなかろうか。それをいきなりエイリアンを道連れに全部爆破… もうあの二人死ぬしかないのでは? てかやっぱあれ、もう一人のほうがエイリアンなのか? 同化して南極で助けを待つのか? そして全世界へって筋書きだろうか。はっきり描いてないのがお約束とはいえこわいよな。エイリアンの造形も今ではすごいのが色々あるとはいえ、それでもかなり気持ち悪い。落ちた首がカニになって逃げ出そうとするとこワロタ。2時間にしては体感がちょっと長かったかな。
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